失敗しない料理写真を撮るために:覚えたいライティングポジション!

初心者の方こそ読んで欲しい、基本のライティングをお伝えします

料理写真に使う、ライティングポジション

ライティングポジションとは、簡単に言うと照明を置く場所ですね。

知っておけばライティングでの大失敗は、まずないでしょう。

というほどのベーシックものです。

飲食店関係で撮影に興味がある方や、初心者の方にお伝えします。

料理写真歴17年超のぼくYamahkyがお伝えします。

照明を使って、料理写真を撮ってみたいと少しでも思っていたら、ぜひこの記事を読んで見てください!

聞きなれない写真用語も出てきますが、今回使った用語は別でまとめています。

初めて聞いたって方はぜひ下記のリンクにある記事を参考にしてください。

料理撮影で覚えたい、たった7つのライティング用語

料理撮影のライティング、わずか3つのステップ

コーヒー豆がこぼれた瓶を撮影している

料理の撮り方:ライティングはこの三つのステップでバッチリ

  • 写真の完成イメージを念じる
  • キーライトをサイドリアに置く
  • フィルインライトが必要な場合は使うる

写真の完成イメージを念じる

神様に念じてもいい写真は撮れませんが、こう撮りたいというイメージが念頭にあると、上達しますよね。

当然と思う方も多いと思いますが、大切なのであえて挙げました。

お気に入りのお店のメニュー写真や、好きなレシピ本で見た写真を参考にするのもいいです。

目指すイメージを持つと、よりウマそうに撮れるようになります。

さて次からが本番です。

キーライトをサイドリアの位置に置く

最初にあらかじめ、カメラアングルを決めておきます。

時間がたって様子が変わるような料理なら、被写体と似たような形のものを仮で置いておきましょう。

次にざっくりとキーライトとして一灯をサイドリアに置きます。

左、右どちらでも問題ないです。

もちろんメニュー冊子などのデザインによって、決定してもいいです。

高さはローミディアムか、ハイミディアムです。

料理に当たる光を見ながら、位置を調整しましょう。

ダイレクト光は避けましょう。

影が強く出るのでディフューズ光か傘を使った反射光にして光を柔らかくします。

メシドリではディフューズ光をおすすめしています。

フィルインライトが必要か見極める

多くの場合はレフ板、もしくはもう一灯、照明が必要になります。

場合によってはレフ板がない方が、好みのコントラストに仕上がる時もあります。

フィルインライトの位置は被写体を、キーライトと挟み込むイメージで配置します。

オフセンターやセンター付近です。高さはレベル付近ですね。

これでほぼ完成!問題なく撮れるはずです。

試し撮りを繰り返して、ベストなカットを撮りましょう!

料理撮影ライティングがよくわかる3つの作例

どのような感じで撮れるか参考までにご覧ください!

ダイレクト光とディフューズ光

まずはダイレクト光とディフューズ光の違い

ダイレクト光
ライトポジションが左サイドリア、ローミディアム(高さ)で撮ったコーヒー豆と瓶
※ダイレクト光 (ライトポジション:左サイドリア、ローミディアム)

ダイレクト光です。

ストロボやクリップオンのフラッシュを、リフレクターのみで使いっています。

ディフーザーなしです。

影が強く出てますね。

テーブルのハイライトと瓶の正面のシャドウのコントラストが高い写真です。

ディフューズ光
ライトポジションが左サイドリア、ローミディアム(高さ)とディフューザー加えて右オフセンターにレフ板使用で撮ったコーヒー豆と瓶
※ディフューズ光 (適正露出に調整サイドリア、ハイミディアム高さ)

次のカットはディフューザーを、使っています。

ソフトボックスなどを使用します。

ここではレフ板のディフーザー面を、使用しました。

ディフューズ光の方が、コントラストが低くなりましたね。

ライティングも、ローミディアムからハイミディアムに変えました。

ディフューザーで光源が広くなり、ハイミディアムになったことで、影の位置が変わっています。

目立たない影に、なってますよね。

※ディフューザーを挟んだので、光は弱くなっています。

ここはストロボの出力を上げて、露出を適正にするように調整しました。ダイレクト光との比較を、しやすくしています。

フィルインライトは必要か

今度はキーライトのみと、キーライトにフィルインライトを加えた写真を、見比べます。

キーライトのみ

ライトポジションが左サイドリア、ローミディアム(高さ)とディフューザー加えて右オフセンターにレフ板使用で撮ったコーヒー豆と瓶
※ディフューズ光 (左サイドリア、ハイミディアム高さ)

再び先ほどと、同じ写真。

んー、瓶の中の豆を見せたくありませんか?

キーライトとフィルインライト

ライトポジションが左サイドリア、ローミディアム(高さ)とディフューザー加えて右オフセンターにレフ板使用で撮ったコーヒー豆と瓶
※フィルインでレフ板を追加
ディフューズ光 (左サイドリア、ハイミディアム高さ) + レフ板(銀面)

後方からの光とコーヒー豆が黒いので、レフ板の銀色の面を追加しました。

大分見やすくなりましたね。

レフ板ではなく、もう一灯をディフューズ光にして追加しても、いいと思います。

例えば、ピザのような立体感の少ないものは、フィルインライトがない方がいいかも知れないですね。

料理や好みによって変わります。いろいろ試してみましょう!

最後に

いかがでしたでしょうか?

ライトの高さをレベルにして、サイドから光を当ててもいい感じで撮れますね。

また、フロントからダイレクト光一発みたいに、かっこよく撮っている写真もあります。

表現なので自由があって当然です。

今回ご紹介しているのは、料理をウマそうに撮る、確実で基本のライティングポジションです。

こなれたらアレンジして、表現を広げましょう。

意外と簡単ではないかと思います。

是非お試しください!

フロント、ローミディアム、ダイレクト光で撮影したコーヒー豆の入った瓶
フロント、ローミディアム、ダイレクト光で撮影
コーヒー豆にはこのライティングもアリですよね
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失敗しない料理写真を撮るために:覚えたいライティングポジション!」への1件のフィードバック

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