簡単!自然光を使っておでんを撮る

おでんをお皿に盛りつけた写真 f5.6

料理の写真: カメラ初心者もばっちり

自然光で撮る写真、今回はおでん。雰囲気重視というよりもメニューブックの中にのせるためのカットという目的で撮りました。このポイントを押さえれば誰でも撮れる!

今回の写真は露出や色合いなど画像補正なしでお見せします。

ストロボを使ってのおでんを撮影した記事やおでんのイメージカットを撮る記事もあります。合わせてご覧ください!

おでんの湯気の撮り方

おでんイメージカットを撮ってみた

では目次です。

自然光での撮影風景
窓の近くで撮影しました。直射日光は避けています。

撮影する環境をセッティング

簡単に。でもコンセプトを決めましょう

小難しいコンセプトはいらないですが一言でいいのでテーマがあるといいですね。例えば「モダン」、「思い出」、「山頂のカフェ」とか。簡単とはいえ背景色など決めるのはみなさんです。テーマが軸としてあると色々決めやすいのでおすすめです。

というわけで「海辺のカフェでいただくおでん」、というのがコンセプトです。夏の終わり、初秋…。いかがでしょうか?

背景は

背景に寒色系の布を使いました。海辺のカフェなので。

もちろん通常おでん撮影に使いそうな暖色系の背景でもばっちりと合うでしょう。背景で印象が変わります。

それでも背景色を決められない~。という時は白、黒、灰色を使うといいですよ。お気に入りのテーブルでもいいですし。

照明なしです

自然光が今回の照明ですね。太陽です。注意点ですが意図が特にない場合は直射日光は避けましょう。影が個性的になってしまいますしね。

撮影した日は晴天でしたが光源となる窓が東側にあったので午前中の直射日光を避けて昼から撮影を始めました。撮影するものはお皿ひとつの大きさという事もあり、二人用のテーブルの大きさのものを撮影台として使います。

窓からの光がメインライトです。そして逆光になる様にお皿を置きます。お皿はまだ空でいいですよ。おでんの出番は撮影直前です。

自然光でのメシドリ、詳細は下記のリンクにあるので覗いてみてください。

使用したカメラ機材

機材リストです

  • カメラ:SONY α6300
  • レンズ:Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
  • 三脚:Manfrotto 7322YB
  • レフ板:小型で畳めるタイプ

カメラとレンズについて

ミラーレス一眼レフを使いました。レンズ交換ができるカメラか、焦点距離が40mmより長くなるレンズがついているコンパクトカメラだとばっちりです。レンズは55mmの焦点距離のものを使いました。α6300のセンサーはAPS-Cサイズなので実際の焦点距離は約82mmです。メシドリにはちょうどいい距離です。

カールツァイスのゾナー。個人的に大好きなレンズです…。

あと忘れるところでした。カメラはセルフタイマーがついていると便利です。理由は後ほど。

三脚について

室内で自然光で撮影する場合は三脚が必須だと思います。ISOを上げ過ぎると画像が荒くなるし、シャッタースピードが遅くなるとブレやすくなり、ピントの絞れないのも不自由ですね。メシドリ的な三脚の選び方もご紹介ています。下にリンクを貼りました。

三脚の選び方5つのポイント

レフ板

先ほども書きましたが光がおでんの後ろにあたる様にして撮ります。逆光というやつですね。逆光だとおでん正面が暗めになります。写真の様子をみてレフ板をつかって反射させおでんの正面に当てます。

えっ、レフ板を忘れた?よくあります。まぁ、コピー用紙とかアルミホイルのマットな面側で代用してみましょうか…。

いよいよ、おでん登場

アングルは

カメラをセットしたらおおよそのアングルを決めます。まずは空の皿でおおよその目安を決めます。同じ形の皿に別でおでんを盛りつけましょう。盛りつけ後に二つのお皿を差し替えます。

角度によってはフラットに見える具材があったりします。今回は立体感があって食べる時の目線に近いアングルにしました。

カメラの設定より大切かも:ちょっとひと手間

玉子は半分に切り黄味の色を加えます。すると出汁が白身にしみてるのがわかりますね。うまそうです…。特に慌てる必要はありません。納得のいくように具材を並べましょう。今回は個人的に目がないモツにセンターをお願いしましたが、やはり豆腐と並んでおでんの大御所である、こんにゃくの存在感もなかなかですね。

気になる撮影データです

カメラのモニターとおでん
カメラの設定はどうしましょう

0.4sec, f22, iso400, wb: AUTO

撮影モード

絞り優先(α6300ではAにダイアルを合わせます)。慣れたらマニュアルモードがとても便利なのですが初めはこれで。

ピント

オートフォーカスですが、ピントの場所はしっかり指定しましょう。ここでは手前の玉子やモツあたりです。

ホワイトバランス

ホワイトバランスはオートです。日陰なので晴れマークで撮ると青みが強く出ますね。

ISO

ISOの感度は400にしました。三脚があるのでここは100にも出来ますね。個人的には640以上はのっぺりした感じやノイズがのったりで避けています。もちろんカメラの性能にもよりますが…。

F値

絞りは重要です。絞りをいくつか変えてテストしましたが具材も数種類あるので、結局f22まで絞りました。でもf5.6くらいでもいいのかなとも思います。f2.0はボケ過ぎで具材の中の一種類だけが目立つ結果です。何を伝えたいかによりますがここでは具材を全部を見せたかったので絞ってf22です。違和感のないボケをを個人的には目指しています。ここは好みですね。

シャッタースピード

先ほど絞り優先のモードにして、まずISO感度と絞りを決定しました。その流れでシャッタースピードはカメラで数値を決めてくれます。その結果0.4secとなりました。これは手持ちじゃブレちゃいますね。三脚があって良かった~。

セルフタイマー

三脚に付けたからと言って安心できません。シャッターのスピードによってはボタンを押す際にブレるのです。本来ならレリーズを使いたいのですが、セルフタイマーを2秒に設定してシャッターを押してそーっとカメラから手を放してください。これで大丈夫。もうブレません!

ついにシャッターがきれます

レフ板

逆光での撮影なので必要によって使いましょう。銀側?白側?出来れば白で光をおこしたいですが、無理なら銀かなー。実はここではレフを使用していないカットを選びました。

これで大丈夫。思う存分おでんを撮ってやってください!

カメラ設定のポイント

露出補正しましょう

またの名を+/-補正。え、言わない?

露出補正は面倒かも知れませんがやっておきましょう。特にJPEGで撮る時は…。個人的にいつもRAWで撮っています。色補正などを考えるとRAWでの撮影をおすすめします。

さて、カメラが写真のちょうどいい明るさを決めてくれるのですが、たまに不本意な露出になることがあるんですよね。同じ絞り(今回はf22)で、シャッタースピードを+0.7、-0.7と補正しても撮影しました。これで明るさ違いが三枚撮れます。逆光ではあったのですが、意外とカメラの適正露出値で大丈夫でした。それでも念のためもぜひともやっておきたい設定ですね。

最後に

おでんを盛りつけた写真 f2.0
この写真の設定は1/400, f2.0, 55mm, iso400です

こんにゃくにピントがきてます。ちょっと暗めでしょうか?好みの分かれる露出ですね。明るさ、暗さも好みだったり、テーマによって変えるといいですね。

今回は画像の補正なしで写真を紹介しています。ピント具合やアングルなどいろいろ試してみると上達します。

いかがでしたでしょうか?カメラ初心者でも出来そうですよね?

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簡単!自然光を使っておでんを撮る」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: おでん②:ストロボを使った料理の撮り方 | メシドリ: Food and Photo

  2. ピンバック: おでんイメージカットを撮ってみた | メシドリ: Food and Photo

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