料理撮影でおさえておきたいたった7つの用語
このサイト、メシドリでは、だれでもまねできる、撮影の仕方を解説しています。
難しいことは書きたくないのですが、説明するのにどうしても必要な用語もあります。
という事で、ぜひ読んでみてください。
ベーシックな料理撮影のライティングとは
キーライトを一灯 + レフ板 で基本のライティングをおさえよう!
キーライトとは主役になるあかりです。
キーライト用のライトの位置決めのために、知っておきたい用語を説明します。
実はキーライトを一灯+レフ板で8割くらいの単品料理は撮れます。
とてもベーシックな、フードフォトのライティングです。
図解で説明!ライティングポジション
ライトポジションとは
ライトポジションとはライトの位置を示す用語です。高さを表す言葉、水平での位置を表す言葉があります。
ゆるめのイラストを描いてみました。
まずは高さについてのライティングポジション
高さの用語はたった5つ
上からトップ、ハイミディアム、ローミディアム、レベル、アンダーです。
水平方向にについてのライティングポジション
上から見た図です。
中央の円いのは人の頭です…、鼻もありますよ。
カメラ正面からセンター、オフセンター、クロス、サイド、サイドリア、リム、リアです。
おさえたいライティング用語7つ
この7つです
「キーライト」、「フィルインライト」、「サイドリア」、「ハイミディアム」、「ローミディアム」、「ダイレクト光」、「ディフューズ光」
それぞれライティングに関した用語から、料理撮影に必要な用語をあつめました。
「サイドリア」、「ハイミディアム」、「ローミディアム」
先ほどのライティングポジションの用語ですね。
サイドリアとは、ライトの水平の位置のひとつです。
ハイミディアムとローミディアムは、縦軸の動きの名称です。
「キーライト」、「フィルインライト」
両方ともライトの役割を指す言葉です。
キーライトはメインライトともいいます。
被写体の見せたい部分を見せたいように照らします。
フィルインライトはサブライトともいいます。
キーライトで出来た影をおこして見やすくしたり、サポート的なライトです。
「ダイレクト光」、「ディフューズ光」
これはライトの質を表す用語です。
木漏れ日の柔らかい光とか、直射日光のよう硬いとかいう表現を演出します。
- ダイレクト光=硬い光=影の輪郭がくっきり
- ディフューズ光=柔らかい光=影の輪郭がおぼろげ
ダイレクト光は、ライトを直接被写体にあてます。
硬い光と、呼ばれるものになります。
ソフトボックスなどディフューザーを使った光は、柔らかく影の輪郭がはっきり出ないイメージとなります。
他にバウンス光もよく使いますが、これは別の機会にご紹介します。
ちなみに料理撮影では、ディフューズ光の使用を、おすすめしています。
出来ればもう3つ
出来れば覚えたい、もう3つ。「レベル」、「センター」、「オフセンター」。
フィルインライトを置く位置が「レベル」、「センター」、「オフセンター」あたりになります。
でも実は、「被写体をキーライトで斜めに挟む位置にフィルインライトを置く」と、知っていれば解決します。
要は、コントラストを下げる効果のある位置に、配置します。
最初の7つを覚えてからでもオーケーです。
ウマそうに撮れるライティングポジションとは
サイドリア+ローミディアム(もしくはハイミディアム)、一択!
料理撮影で使う基本的なライティングポジションは、サイドリアのローミディアムの高さです。
被写体によってはハイミディアムにもします。
撮影したい料理によって高さや角度を微調整します。
これをキーライトにして被写体に応じてフィルインライトやレフ板を追加し、光の当たり方を調整します。
別記事では、もう少し踏み込んだ料理撮影を、ご紹介しています。
出来るだけ簡単にまとめました。
ぜひご覧ください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
実は説明するにあたって、用語を調べました。
体験的に覚えていても説明するとなると、用語など調べなきゃと思いまして。
実践で覚えた技術を言葉として置き換えると、なるほど把握しやすいって思いました…。
みなさんに、うまく伝わっているとうれしいです。
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